anobakun使ってみる(被験者間2要因3水準の分散分析)

では、気を取り直して、次回は被験者間、2要因3水準の分散分析にチャレンジしてみます。

まずはデータセットから。前回のデータをちょっとリミックスして、性別(male, female),
職種(Dr, Ns, CP), mscoreの3変数からなるデータセットを作ります。

anova2<-data.frame(anova$sex,anova$job,anova$mscore)

str()で構造を確認。これはデータセットを作った時は必ずやるようにする。
結構いままで単純なミスで苦労してきたので細かいチェックをしておけばあとあと便利なんだよね。

f:id:jigawa91:20120527220758p:image

ここでは性別をfactorにすることを忘れていた。

やれやれ。
anova$sex<-factor(anova$sex,levels=0:1,labels=c(“male”,”female”))
を追加。

さて、いよいよここから2×3の被験者間分散分析をしてみます。
ダミーデータのmscoreを従属変数、性別、職種を独立変数としての分析です。
ちなみに前回のデータだと結果がでなかったので少し数値を変更しています。

view(anova2) でデータセットを確認してみましょう。

f:id:jigawa91:20120527220805p:image

修正の前の画像なのでですが、この場合は従属変数を一番最後にする。そして、性別(要因A)、職種(要因B)を並べておくのがanovakunのポイント。
新しくデータセットを作らないといけないのがRの大変なところ。まあ慣れないと。

要因がAとBだから

anovakun(anova2,”ABs”,2,3)
2と3は水準数だよね。

anovakunのいいところは、多重比較が充実していることです。

主な効果が有意だった場合、デフォルトではShaffer法を使って多重比較をしてくれます。

オプションだと、holm = Tで修正版bonferroniが使えます。

詳細は井関先生のページを見るのが一番ですかね。

また、peta = Tとすることで,分散分析表に偏イータ二乗(partial eta squared)が追加されます。

今回のデータで多重比較は修正bonferrroni法、効果量を算出しようと思ったら、anovakun(anova2,”ABs”,2,3,holm = T,peta = T)
こんな感じのコマンドを書くのです~

f:id:jigawa91:20120527220820p:image

イータのところは長くなってしまって見にくいので注意が必要ですね~

僕は被験者間の調査ばかりなので、使った事はありませんが被験者内の球面性検定のオプションもつけることができます。

きょうはここまで。

いやー統計はほんと難しいぞ。まさしく七転八倒。

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