第28回-共通科目46

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問題46 市町村地域福祉計画及び社会福祉協議会が策定する地域福祉活動計画に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 両計画は, 共に地域住民, 社会福祉を目的とする事業を経営する者, ボランティアなどを地域福祉を推進する担い手として位置づけている。
2 両計画は, 共に社会福祉法に根拠を置いている。
3 両計画は, 共にその達成を支援するための都道府県による支援計画がある。
4 両計画は, 共に計画期間を3年として策定することとされている。
5 両計画は, 共にその策定及び事業の実施に関して国庫補助が受けられる。

出ました計画!これは面倒だけどしっかり覚えておけば取れた問題だと思います。
市町村地域福祉計画は, 社会福祉法に規定された行政計画, 地域福祉活動計画は社会福祉協議会が作成する民間計画で両者はお互いにリンクしながら作成されるべきものです。

選択肢1 正答。両計画ともに, 地域住民が地域福祉の主体であることを明記しています。

選択肢2 誤り。地域福祉活動計画は民間計画なので, 根拠法はありません。新・社会福祉協議会基本要項の中に規定されています。

選択肢3 誤り。 市町村地域福祉計画とともに都道付府県地域福祉支援計画は社会福祉法においてその設置が努力義務として規定されています。一方, 民間計画である地域福祉活動計画には都道府県による規定はありません。

選択肢4 誤り。市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計画策定指針によると, 計画機関は, 概ね5年とし3年で見直すことが適当とあります。地域福祉活動計画については規定は見つからなかったのですが, 行政計画に準じて5年間で策定している例が多い様子ですね。

選択肢5 誤り。選択肢を読むと, 計画を策定すれば補助金が出るというように読めますが, それはありませんねー。ちょっと出題者の意図がよくわかりませんので自信ありません。

さて今日もあと一問!

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