第28回-社会専門86

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問題86 質問紙の作成方法に関する次の記述のうち, 最も適切なものを1つ選びなさい。
1 質問文の中で専門用語を用いる場合, まず, その用語の認識について確認する濾過質問を行った上で, その用語を知っている者のみに尋ねることが望ましい。
2 質問項目の順番が後になるほど, 回答者の集中力が低下するため, 複雑な質問から順に配置することが望ましい。
3 質問紙における回答の形式は, 自由回答法を主とし必要に応じて選択肢法を用いることが望ましい。
4 回答の形式として選択肢法を用いる場合, 想定される選択肢を網羅するため選択肢の数が多いほど望ましい。
5 キャリーオーバー効果を避けるため, 質問の配置は, 内容に関係なくランダムな順番で行うことが望ましい。

うーむ。正直納得出来ないので, 出版社の解説を読んでください。一応, 答えだけ入れて起きますが, 解説はむちゃくちゃです。

選択肢1 正答。これがそうみたいです。できるだけ専門用語を使わないようにするのが当たり前だと思うんですが。。選択肢の方法だと専門用語がわからなかった人を対象から外してしまうのでサンプリングバイアスがかかってしまいます。不適切だと思います。

選択肢2 誤り。これも微妙です。基本的には, 疲労によって影響をうけないような数の質問項目を用意するのがよいですが, 場合によっては選択肢のような配慮をすることは十分にあると思います。

選択肢3 誤り。これも正直, どちらでもないと思います。調べたい内容によりけりです。どっちがいいというふうには決まっていません。

選択肢4 誤り。選択肢があまりに多すぎると回答者が困ってしまうので, 多ければ多いほどよいというわけではありませんね。

選択肢5 誤り。まあ「内容に関係なく」ってのは言い過ぎですね。ただ, 可能であれば質問の内容はできるだけランダムにしたほうがいいと思います。

なんだかもやーーとする問題ですねえ。

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