第28回-社会専門143

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問題143 雇用・就労に関連する用語の説明として正しいものを1つ選びなさい。
1 ディーセント・ワークとは, 働きがいのある人間らしい仕事のことをいう。
2 ニートとは, 就労に向けて職業準備中の若年者のことをいう。
3 ホワイトカラー・エグゼンプションとは事務職の労働時間の厳格な制限のことをいう。
4 ワーク・ライフ・バランスとは, 定年退職後に安定的な生活を図ることをいう。
5 ワーキングプアとは, 就労できないために貧困状態になることをいう。

さて, この科目も最終年です。4問ずつなので結構あっという間ですね。この問題はただの用語問題なのでしっかり覚えていれば解けた人が多そうですね。

選択肢1 正答。この用語は, 国際労働機関 (ILO) によって提唱された用語で, 「働きがいのある人間らしい仕事」という意味です。うーむ僕もディーセントワークしたいものです。

選択肢2 誤り。ニートは5〜34歳の非労働力人口の中から, 学生と専業主婦を除き, 求職活動に至っていない者と定義しています。仕事しようと思って準備している人はニートではありませんね。

選択肢3 誤り。ホワイトカラー・エグゼンプションはホワイトカラー労働者に対して労働時間規定の適用を免除することをいう。簡単に言うと, 裁量労働みたいなものです。労働時間に応じて給料を出すのではなく, 労働量に応じて給料が決まっている形での労働です。日本で導入されるとひどいことになりそうですね。

選択肢4 誤り。ワークライフバランスは, やりがいや充実感を感じながら働き, 仕事上の責任を果たす一方で, 子育て・介護の時間や, 家庭, 地域, 自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう, 社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならないという考え方です。この概念は定年退職後だけの話ではないですね。

選択肢5 誤り。ワーキングプアとは, 貧困線以下で労働する人々のことです。働いても一定の所得が維持されず, 常にぎりぎりに生活状態に置かれてしまうような状態を言います。

さて、この科目も最後の年がんばろー!!

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