第27回-社会専門143

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問題143 最近の雇用, 労働の状況に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1「平成25年労働力調査」 (総務省) によれば, 平成25年平均の完全失業率は約6%である。
2「平成25年労働力調査」 (総務省) によれば, 平成25年の役員を除く雇用者のうち非正規の職員, 従業員の割合は年平均3分の1を超えている。
3 厚生労働省発表の平成25年度分の一般職業紹介状況によると, 有効求人倍率は年度平均約0.5倍である。
4「平成24年度雇用均等基本調査」 (厚生労働省) によれば, 男性の育児休業取得者の割合は約5%である。
5「平成24年度雇用均等基本調査」 (厚生労働省) によれば, 規模5人以上の事業所で介護休業制度の規定がある事業所の割合は約3分の1である。

さて3年目。毎年一問目は統計問題なんですねえ。この問題はちょっと厳しいかもしれません。。

選択肢1 誤り。原本はこちら。完全失業率はここ数年減少傾向にあり, 現在は4%となっています。結構微妙な数字だしてきますねえ。

選択肢2 正答。これはなんじゃらほいという感じですね。正社員の数と非正規労働者の数の割合についての問題です。こうして改めてみると非正規労働者が3分の1を超えているのか。。

選択肢3 誤り。有効求人倍率とは, 有効求職者数に対する有効求人数の割合です。1倍であれば, 簡単に言うと「選ばなければ全員就職できる」という状態ですね。平成25年時点では0.93倍となっています。流石に0.5倍ってことはないですよねえ。

選択肢4 誤り。これどっかで見たなあ。統計はこちら。男性の育児休暇取得率は次第に上がっていますが, さすがに5%は多すぎですね。平成24年時点では, 2%を切っています。

選択肢5 誤り。これはわからんよねえ。。見てみると, 介護休業制度がある事業所の割合は, およそ65%くらいです。実際に取得するかどうかは別として仕組みの整備そのものは次第に上昇していると思えばいいのかな。。

この問題は歯切れが悪くならざるを得なかったです。こういう統計問題は細かい数字出されると結構お手上げなんですよねえ。

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