第28回-社会専門113

Pocket

問題113 ソーシャルアクションに関する次の記述のうち, 適切なものを1つ選びなさい。
1 目的には, 社会参加の促進は含まれない。
2 対象には, 個人は含まれない。
3 内容には, ソーシャルアドミニストレーションが含まれる。
4 展開過程には, 学習会や調査などによる問題と要求の明確化が含まれる。
5 形態には, 自らの課題を克服し要求を実現する組織化は含まれない。

ちょっと日本語がむずかしいかなあ。。ソーシャルアクションは, 社会福祉制度やサービスの新設・改善などを目指した社会活動です。

選択肢1 誤り。社会的に排除されやすい集団が社会参加できるようになっていくことは, ソーシャルアクションの主要な目的の一つです。

選択肢2 誤り。これどういう意味なんだろう?ケースワークの過程に置いてソーシャルアクションの視点も非常に重要ですよね。

選択肢3 誤り。ソーシャルアドミニストレーション (社会福祉運営管理) は, 間接援助技術の1つで, 管理者や社会福祉従事者, 利用者および関係者を対象として, サービス計画や運営改善やニーズのフィードバックを行うことを目的とする技術です。これはシーシャルアクションとは直接関係ないと思います。

選択肢4 正答。社会福祉制度やサービスの新設・改善などに向けて, 既存の制度やサービスの課題を明確にしていく姿勢が求められます。

選択肢5 誤り。コミュニティオーガニゼーションと同様に, 地域社会における組織化を行っていく過程もソーシャルアクションに含めれます。「ソーシャルアクション 形態」でぐぐってみると, 住民組織型や, 当事者組織型, 専門家組織型, 統合組織型などに分類されるそうです。こちらも参考にしておくといいと思います。

さてこの科目も先が見えてきました。今日も3問がんばりましょー。

カテゴリー: 第28回社会専門科目, 相談援助の理論と方法 パーマリンク