第25回-共通科目71

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2009 (平成21) 年度の国民医療費等に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 国民医療費の対前年度伸び率は, 同年度の国内総生産 (GDP) , 国民所得 (NI) の伸び率を下回っている。
2 国民医療費の総額を前年度と比べると, 65歳以上で増加しているが, 65歳未満では減少している。
3「平成21年度医療給付実態調査」 (厚生労働省) によれば, 65歳以上の年齢層では, 高齢になるにしたがって, 受診率, 1件当たりの日数は低下するが, 1日当たり医療費は増加する。
4 65歳以上の年齢層の国民医療費の総額は, それ未満の年齢区分の総額よりも大さい。
5 国民医療費の国民所得に対する比率は, 依然として10%未満を保っている。

詳細はこちらですね。こういう問題は数字を覚えれるというよりも社会情勢を理解することが大事だと思います。

選択肢1 誤り。これは比較的簡単に削除できたのではないでしょうか。少子高齢化の波もあり, 医療費は増加傾向にある一方で, 国民総生産は減少傾向にあります。ちなみに, 国民所得の計算方式についてはこちらがわかりやすいです。(政治経済塾)

選択肢2 誤り。これは引っかかってしまった人も多そうですね。高齢化を考えると65歳以上の人の医療費が上がることは想像できます。選択肢では65歳未満の医療費は下がっているとなっていますが, 65歳未満についても医療費が上がっていることには注意が必要ですねー。

選択肢3 誤り。ちょっと混乱させる問題でした。65歳以上になると受診率, 一件あたりの日数, 一日あたりの医療費はすべて増加します。これは覚えておいたほうがよさそうですね。

選択肢4 正しい。これは覚えておいた人が多そうです。国民医療費のうち, 65歳以上の年齢層が占める割合は50%を超えています

選択肢5 誤り。これは今後も出題される可能性があります。国民医療費の概況よりスクーリーンショットを貼づけておきます。公民医療費の国民所得への比率は右肩上がりに増加しており, 平成21年には10%を超えました。

はい。今日はここまでー。

 

 

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