第27回–精神専門47

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問題47 地域活動支援センターに勤務するF精神保健福祉士は, 近隣にある小学校の教諭から, 「総合的な学習の時間」を使って精神保健福祉を学習の題材にした福祉教育の授業を実施してほしいとの依頼を受けた。対象学年は6年生である。さっそくF精神保健福祉士は, 小学校の教諭, 地域活動支援センターの利用者, 同僚の精神保健福祉士たちと話合いの場をもち, 授業の目的や内容について協議した。その結果, 講義形式だけでなく, 体験型の授業を取り入れることにした。
次の記述のうち, この福祉教育で実施する体験型の授業として, 適切なものを1つ選びなさい。
1 児童が精神科病院へ出向いてコーラスを披露する。
2 児童に統合失調症の症状の疑似体験をさせる。
3 児童と精神障害者でソフトバレーボールの練習をする。
4 児童が応援メッセージの手紙を送る。
5 児童が昼食に手作り弁当を提供する。

なんだろうこの問題。結構個人の主観によって変わりそうな問題ですねえ。出題者の意図を読めるかどうか。。

一応「総合的な学習の時間」の定義です。文科省のホームページでは「変化の激しい社会に対応して, 自ら課題を見づけ, 自ら学び, 自ら考え, 主体的に判断し, よりよく問題を解決する資質や能力を育てることなどをねらいとする」と書いてありますね。一応これから類推すると「主体的」というのが大事みたいです。

選択肢1 誤り。主体的だよなあ。。。これでもよいと思いますが, 強いていうならばコーラスをする側と聞く側で交流が持ちにくいかも。

選択肢2 誤り。これは主体的ではないと思います。

選択肢3 正答。僕はこれが正答だと思います。一緒に体を動かして交流することで偏見をなくし, より密度の高い福祉教育になりそうです。

選択肢4 誤り。これは交流がないので実際の体験が少ないですね。ただこういう形での交流が最初の一歩になる可能性もあるとは思います。

選択肢5 誤り。これも交流がないので。ただこういう形での交流が最初の一歩になる可能性もあるとは思います。

これは正解がどれになるのか気になる所ですねー。

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