第27回–共通科目6

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問題6 精神疾患の診断・統計マニュアルDSM-Ⅳに基づく統合失調症の診断に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 妄想や幻覚は, 陰性症状である。
2 まとまりのない会話あるいは発語は, 症状の一つである。
3 症状は, 発症から2週間で消失する。
4 仕事, 対人関係, 自己管理などの面での機能が低下することはない。
5 原因として, 乱用薬物の摂取がある。

これもサービス問題だと思います。特に精神保健福祉士を受験した人にとってはラッキーな問題でしたねー。しっかしあんまりにも簡単すぎる問題ではないでしょうか。

選択肢1 誤り。統合失調症の症状は, 幻聴・幻覚, 妄想や自我症状の障害などの陽性症状と, 感情意欲の低下, 集中力の低下などの陰性症状に分類されます。

選択肢2 正答。思考の障害によって考えにまとまりがなくなったり, 会話が支離滅裂になったりする症状が認められます。

選択肢3 誤り。これはあまりにもひどい問題ではないですかねえ。。

選択肢4 誤り。陰性症状によって生活場面にも影響が出現します。

選択肢5 誤り。薬物の乱用の後遺症によって統合失調症様の症状が出現することはありますが, それは症状であって疾患ではありませんねー。

今日はここまでー。

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