問題17 「平成22年国勢調査」 （総務省） に示された日本の就業構造に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 産業 （大分類） 別15歳以上就業者では, 「農業, 林業」が5%を超えている。
2 産業 （大分類） 別15歳以上就業者では, 「医療, 福祉」が10%を超えている。
3 職業 （大分類） 別15歳以上就業者では, 男性就業者のうち, 「事務従事者」が25% を超えている。
4 職業 （大分類） 別15歳以上就業者では, 女性就業者のうち, 「正規の職員・従業員」は50%を超えている。
5 職業 （大分類） 別15歳以上就業者では, 外国人就業者のうち, 「生産工程従事者」が, 男女とも70%を超えている。
統計問題ですね。ちょっと細かい問題で不安になる問題でした。数値の変化には意味があると思いますが, ここまで細い内容を問うことにあまり意味があるとは思えませんね。概要の順番に選択肢が作られているし, ちょっとやっつけの感じがする問題です。この問題を作った人の意図を聞いてみたいなあ。原本はこちら。
選択肢1 誤り。農業林業は3.7%にとどまっています。平成7年から一貫して減少していることにも注意が必要ですね。
選択肢2 正答。医療福祉は10.3%ですね。平成7年から一貫して増加しています。
選択肢3 誤り。男子の事務従事者の占める割合は18.4%なので誤りです。専門的技術的職業従事者が増加傾向にあることは覚えておいたほうがいいかもしれません。
選択肢4 誤り。雇用者の内訳によると, 女性の場合は, 「パート, アルバイト, その他」が最も多く50.3%を超えています。
選択肢5 誤り。資料の中からは, 「生産工程従事者」は見つけることができなかったのですが, 外国人就業者が最も多いのは製造業で33.6%なので誤りだと思います。
特に感想はなし。こういう問題大嫌いでごわす。さて, 次!