第28回-共通科目37

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問題37 事例を読んで, Aボランティアコーディネーターの取組に関する次の記述のうち, より適切なものを2つ選びなさい。
〔事例〕N市社会福祉協議会のボランティアセンターのAボランティアコーディネーターは, 窓口での相談対応や地域の状況把握などを踏まえて, ボランティア活動の調整など, コーディネーターとしての業務に取り組んでいる。
1 N市では孤立死が数件発生しているが, 住民がショックを受けないように, 地元の孤立死の件数, 自殺者数などの情報は伏せておくことにした。
2 子どもの不登校で悩んでいる親が相談に来たことをきっかけに, 不登校の子どもを支援するボランティアの養成講座を企画した。
3 担当地区の高齢化率が著しく高いため, ボランティアの新規募集は別の地区で行うことにした。
4 市内の企業からボランティアへの協力の申出があったので, 近くの福祉施設で活動できるようにした。
5 N市の住民のボランティアへの参加意欲を知ろうと考え, 社協が開いているふれあい・いきいきサロンの利用者を対象とする調査を実施することにした。

おおやっと事例問題です。ちょっと一息つきたいところですね。

選択肢1 誤り。地域住民が主体的に地域福祉に関わるためには情報操作のようなことはすべきではないでしょうね。

選択肢2 正答。コミュニティソーシャルワークでは、個別のケースワークにおいて生じたニーズを地域全体のニーズに一般化していく視点が求められます。

選択肢3 誤り。高齢化率が高くでも、住んでいる地域を無視して他地域で募集するのというのは考えにくいですね。

選択肢4 正答。なんだか言葉足らずですが、誤りにはしにくい問題でしょうか。

選択肢5 誤り。「住民のボランティアへの参加意欲」を探るためには、世代をまたいだ調査が必要になると思います。となると、「ふれあい・いきいきサロンの利用者を対象とする調査」では地域住民全体の調査はできないでしょうねー。

さて, 長い人は, 10日間のGWだったみたいですね。えっ?僕?聞かないでくださいw
これからいわゆる5月病が始まる時期ですが, 勉強の方はペースを崩さすにがんばっていきましょう!

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