第28回-社会専門131

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問題131 介護保険制度における介護報酬 (介護給付費) と利用者負担に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 介護報酬のl単位の単価は, 全国一律に定められ, 地域による割増しはない。
2 介護報酬の算定基準を厚生労働大臣が定める際には, あらかじめ内閣総理大臣の意見を聴かなければならない。
3 居宅介護サービスにおける支給限度基準額を超えて介護サービスを利用する場合には, その超えた費用は全額が利用者負担となる。
4 施設サービスにおける食費と居住費は, 生活保護の被保護者を除き, 市町村民税非課税世帯などの低所得者も全額の自己負担が求められる。
5 介護報酬は, 2年にl回改定される。

介護報酬に関する問題です。いやーこれも結構迷う。。今年はかなり難しいように感じます。

選択肢1 誤り。介護保険では, 介護報酬や支給限度額は全国一律で決められています。介護報酬や支給限度額は, 単位という表示であらわされます。通常, 1単位あたりの単価は10円ですが, 地域によって物価や人件費が異なるため, 1単位をいくらにするかは, 地域ごとに (1級ー7級), またサービスの種類 (1.4-14%)により割増があります。

選択肢2 誤り。内閣総理大臣って。。厚生労働大臣は社会保障審議会の意見を聞いて算定基準を決定します。

選択肢3 正答。支給限度基準内であれば, 原則1割負担でサービスを利用することができますが, 支給限度を超えた場合には全額自己負担で利用することになります。

選択肢4 誤り。食費や住居費などのいわゆるホテルコストは全額自己負担が原則ですが, 生活保護の被保護者, 市町村民税非課税世帯などの低所得者は特定入所者介護サービス費によって減額されます。

選択肢5 誤り。介護報酬の改定は原則3年に一回です。

さて今日もここまでー。あと4問でこの科目もおしまい!

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