第28回-社会専門134

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問題134 介護支援専門員に関する次の記述のうち, 正しいものを2つ選びなさい。
1 介護支援専門員は, 名称独占の資格として法定されている。
2 介護支援専門員の登録は, 社会福祉士の場合, 実務経験の有無を問わず, 介護支援専門員実務研修受講試験に合格した者について行われる。
3 介護支援専門員は, 居宅サービス計画の作成に当たって, サービス担当者会議を召集しなければならない。
4 介護支援専門員は, 利用者の自立した生活を支援する上で, 介護給付等対象サービスを中心として居宅サービス計画を作成することが望ましい。
5 介護支援専門員証の有効期間の更新に当たっては, 法令に定められた研修を受けなければならない。

介護支援専門員に関する問題ですね。これは比較的よく出されるのでしっかり解いておきたい。介護支援専門員は, 介護支援専門員実務研修受講資格試験に合格した後, 合計32時間以上実施される介護支援専門員実務研修を受講した人が介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を得ることができます。

選択肢1 誤り。名称独占資格は, 資格取得者以外のものにその資格の呼称およびそれに類似したり紛らわしい呼称の利用が禁止される資格のことです。社会福祉士や精神保健福祉士がそうですね。介護支援専門員は名称独占資格ではありません。

選択肢2 誤り。介護支援専門員実務研修受講資格試験を受けるまでに一定の実務経験が必要です。社会福祉士, 精神保健福祉士などの国家資格は, 医師看護師などと同じく5年以上の実務経験が必要になります。

選択肢3 正答。「しなければならない」っていう法的な規定は見つけれなかったんですが, サービス担当者会議を招集するは介護支援専門員の役割なのでこれが正答だと思います。

選択肢4 誤り。フォーマルな介護給付だけではなく, インフォーマルな見守りなども組み合わせて計画を立てていくことが求められます。どちらを中心にするかは本人のニーズに応じて決めていくものなので, 「望ましい」ってことはないのではないでしょうか。

選択肢5 正答。介護支援専門員は5年の更新制です。5年毎に試験を受ける必要はありませんが, 所定の更新研修を受ける必要があります。

よーし, あと一問でこの科目もおしまいー!

カテゴリー: 第28回社会専門科目, 高齢者に対する支援と介護保険制度 パーマリンク