第28回-精神専門41

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問題41 精神科医療機関の精神保健福祉士が行うインテークにおける次の記述のうち, 最も適切なものを1つ選びなさい。
1 個別支援計画を作成する。
2 具体的な援助を実施する。
3 現状を総合的に理解し評価する。
4 患者と信頼関係を形成する。
5 面接票の事項に沿って質問する。

この問題はサービス問題ですね!ケースワークの展開過程につておもよく出題されていまう。
ケースワークは, インテーク→アセスメント→プランニング→インターベンション (介入)→エバリュエーション (事後評価)→ターミネーション (終結)という過程を循環しながら展開していきます。

選択肢1 誤り。個別の支援計画は, プランニングのことです。インテークの段階で個別支援計画を立てるのは少し早過ぎでしょうねー。

選択肢2 誤り。これはインターベンション (介入)の説明です。

選択肢3 誤り。これはアセスメントの説明だと思います。

選択肢4 正答。インテークの段階では, ラポールの形成が重要になります。この段階で信頼関係が築けるかどうかがその後の関係に大きな影響を与えることは言うまでもありません。

選択肢5 誤り。面接票の事項を埋めることに集中してしまうことで, 信頼関係が構築できなくなることをリスクとして自覚しておく必要があります。

今日はここまでー。

カテゴリー: 第28回精神専門科目, 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 パーマリンク