第26回-社会専門120

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問題120 組織内コンフリクト (葛藤, 対立) に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 組織内で集団業績に負の影響を与えるような過剰なコンフリクトは, 組織にとって有害である。
2 組織内のコンフリクトによって, 新しいアイデアが生まれることはない。
3 組織内のある当事者が他の当事者の目標達成手段を妨害する現象は, コンフリクトとは言わない。
4 組織内のコンフリクトに対処する最も優れた方法は, 葛藤の相手と顔を合わせないようにすることである。
5 組織を構成するグループ間の目標が一致しなくても, グループ間にコンフリクトが生じることはない。

組織内のコンクリフトに関する問題ですね。これは常識的に考えればなんとかわかると思います。こちらを参考にしました。

選択肢1 正答。「過剰な」と書いてあれば, 世の中の殆どのものは有害ですよねえ。コンフリクト(conflict)とは, 競合, 衝突, 対立, 葛藤, 緊張などの意味を持つ英単語です。まったくコンクリフトがない組織は停滞しますが, もちろん過剰なコンクリフトは有害に働きます。

選択肢2 誤り。競争, 対立によって組織内に緊張が生まれ新しいアイデアが生まれることはありそうです。ロビンスのコンクリフト理論でも, 「コンフリクトは, 優れたアイデアを生み出すことがある。考え方が対立し競合することによって, 意見が揉まれ, 練られて, 全く新しいアイデアが生まれることがある。」とされています。

選択肢3 誤り。ぐぐってもあんまりいいの出てきませんが, まあ対立してくると, 相手の邪魔をしたりするので, これはコンクリフトの一つだと思います。

選択肢4 誤り。まあこれは常識的にないですよね。葛藤を解決しようとする動きや, 葛藤を通じて互いに競争するような動きも組織には必要だと思います。

選択肢5 誤り。グループ間の目標が一致しないことはコンクリフトの要因になると思います。例えば教育現場で, 学生数を集めて儲けようと思っている集団と, お金はどうでもいいから良い教育をしようとする集団とはコンクリフトは起こりますよね。

はい2問目終了ー。

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