第26回-社会専門146

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問題146 事例を読んで, 障害者就業, 生活支援センターの支援担当者による初期の対応として, 最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
軽度の知的障害と自閉症によるこだわりを併せもつLさん (28歳, 男性) は, 学校卒業後, 食品製造業S社に10年近く勤務している。最近, 担当職場が変わってから落ち着きを欠き, 無断欠勤等が続いている。Lさんは登録している障害者就業・生活支援センターに相談に来た。

1 S社に対して, Lさんが安定して仕事ができるよう, 配置転換を依頼する。
2 Lさんに対して, 職場は異動が不可避なので,新しい作業に早く慣れるよう説得する。
3 Lさんの意向を確認した上で, 新しい職場の上司や同僚に, Lさんの特性や対応の仕方について理解を求め, 職場環境の調整を行う。
4 Lさんの家族に職場の状況を伝え, 家族からもLさんの定着を促すように依頼する。
5 Lさんと公共職業安定所 (ハローワーク) に出向き, 次の就職先の紹介を依頼する。

さて, 2年めも最後の問題。4問だと結構あっという間ですね。最後が事例問題なのもこの科目のパターンみたいです。

選択肢1 誤り。うーむ将来的には, 配置転換はあり得ると思いますが, 初回の相談でいきなりこういう対応はないかなあ。

選択肢2 誤り。「異動が不可避」っていう仕事ってどんな仕事かなあー。もちろん, 本人なりに慣れていく努力も必要だと思いますが, その努力がうまくいっていないので, 無断欠勤に至っていると考えれば, そう簡単なものでないことは明らかですね。

選択肢3 正答。これは誤りにはしにくいですね。

選択肢4 誤り。相談に来たLさんへの直接支援や職場との調整を全くせずに, 家族に連絡して丸投げってのはありえないでしょうねえ。

選択肢5 誤り。いきなり退職???これは明らかに。。

さて終了今日はここまでー。

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