第27回-社会専門110

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問題110 事例を読んで, G社会福祉士と民生委員が行った活動が果たした機能として, 最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
地域包括支援センターのG社会福祉士は, 「足腰が弱ってきて買い物にも行きづらいけれど, 他人に助けてもらうのは気が進まない」とサービス利用を拒否する一人暮らしのHさん (83歳) に対して, 何度も訪問しHさんのことを心配しているという姿勢を示し続けた。その結果, Hさんは要介護認定を受け, 訪問介護サービスの利用に至った。この体験から地域の民生委員と協力して, 地域にはHさんのような人がまだいるのではないかと調べた。その過程で, 似たような思いからサービスを利用していない人がたくさんいることが分かった。

1 ニーズの掘り起こし
2 情報開示
3 新規資源の開発
4 直接サービスの提供
5 アフターケア

これもサービス問題~!一応解説しておきます。

選択肢1 正答。Hさんへの援助を踏まえて地域に潜在化する他のニーズを掘り起こしていくという意味ではニーズの掘り起こしが最も正しい選択肢だと思います。

選択肢2 誤り。情報開示ではないよねえ。。。

選択肢3 誤り。多少悩みましたが, この事例においては, 資源そのものはすでにあるので新しい社会資源の開発ではないですね。

選択肢4 誤り。これは直接援助と間接援助のことかな?となるとHさんへのサービスは直接援助に当たりますが, 地域ニーズの掘り起こしは間接援助にあたるのではないでしょうか。

選択肢5 誤り。アフターケアは, Hさんへの援助は終結した後のHさんに関するフォローのことを言います。事例には当てはまりませんねー。

ここしばらく事例が続いているので, 少し楽ちんな進み方ですねー!

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