第27回-社会専門136

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問題136「平成23年度全国母子世帯等調査」 (厚生労働省) による母子世帯等の状況に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 母子世帯になった理由は, 離婚等の生別より死別の方が多い。
2 母子世帯の母は 就業している者より就業していない者の方が多い。
3 平均年間収入は, 父子世帯より母子世帯の方が多い。
4 世帯数は, 父子世帯より母子世帯の方が多い。
5 離婚した父親からの養育費を受けていない母子世帯より受けている世帯の方が多い。

さーて3年目これは統計問題だけど普通に考えたらわかる問題なのでサービス問題ですね。一応原本はこちら

選択肢1 誤り。まあ普通に考えたら分かりそうです。離婚の理由として, 死別は7.5%と非常に少数ですね。

選択肢2 誤り。これも常識の範疇ですね。離婚して単身で子育てをする場合には、かなりの額の養育費を貰えるか, 家族からの援助がない限り母が働かないというのは難しいと思います。リンク先を見ると母子世帯の母の約8割が就労していることがわかります。

選択肢3 誤り。母子世帯と父子世帯を単純に比べていいのかという疑問はありますが, 統計上は母子世帯の収入と父子世帯の収入には150万円以上の差があります。まあ一般に就労者の年齢が父子世帯のほうが高いことも影響しているのかもしれません。

選択肢4 正答。これは実感的にわかりますよね。父母が離婚した場合には親権者が母親になることが多いこともあり, 5倍-6倍程度母子世帯の方が多くなっています。

選択肢5 誤り。この選択肢は一番わかりにくかったですね。統計を見てみると養育費を継続して支払っている父親は20%程度しかいないみたいです。こういう現状はなんとかせんとイカンですねえ。。

さて、今日はあと2問ー。

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