第28回-社会専門112

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問題 112 相談援助における社会資源に関する次の記述のうち, 適切なものを1つ選びなさい。
1 社会資源の使用目的は, クライエントのニーズを充足させることである。
2 社会資源とは, 施設・設備, 資金・物品などの有形のものをいう。
3 社会資源の供給主体には, インフォーマルなセクターは含まれない。
4 社会資源には, ソーシャルワーカーの専門的能力は含まれない。
5 社会資源の開発は, 生活上のニーズを満たせない個別的なクライエントに対して行われるものであり, 一定のクライエント層に対しては行われない。

消去法で解けるかどうかという感じの問題です。

選択肢1 正答。まあそうなんだけど今までの過去問だと, 「ニーズを充足することのみが社会資源の目的とは限らない」みたいな感じで誤りになったりもするのでなんか自信をもって選べないですねえ。

選択肢2 誤り。家族や近隣とのネットワークや様々な情報など, 無形のものも重要な社会資源です。

選択肢3 誤り。地域福祉に関係する団体や人材, 家族や近隣などの非公式ネットワークなどのインフォーマルネットワークも重要な社会資源ですね。

選択肢4 誤り。例えば, キャリアの長いSWが支援できるのは本人にとっては有用な社会資源になりますよね。

選択肢5 誤り。日本語がちょっとむずかしいですが, 社会資源の開発は個人のみを対象にしていません。むしろ個人を対象として社会資源を開発することで同様のサービスを利用するクラスタによい影響を与えることができます。

今日はここまでー。

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