第25回-共通科目62

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「障害者虐待の防止, 障害者の養護者に対する支援等に関する法律」に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 市町村長は, 毎年度, 障害者福祉施設従事者等による障害者虐待の状況, 虐待があった場合に採った措置等を公表しなければならない。
2 養護者による障害者虐待を受けたと思われる障害者を発見した者は, 速やかに, 市町村に通報しなければならない。
3 市町村障害者虐待防止センターの長は, 精神障害者, 知的障害者に対する後見開始等の審判の請求をすることができる。
4 都道府県及び都道府県障害者権利擁護センターは, 使用者による障害者虐待の通報を受けたときは, 公共職業安定所 (ハローワーク) に報告しなければならない。
5 地域の住民による虐待は, この法律における障害者虐待に当たる。

障害者虐待防止法に関する問題ですね。これはなんとか解いておきたい問題です。

選択肢1 誤り。市町村ではなく都道府県知事の役割です。

選択肢2 正しい。設問の通り。

選択肢3 誤り。かなり難しいですが, 後見開始の審判についてはこちらを参考にしてください。申し立ては, 本人(成年後見開始の審判を受ける者), 配偶者, 四親等内の親族, 未成年後見人などなどが行うことができますが, 適切な申立人がいなければ居住地の市町村長が代行できます。選択肢はセンター長になっているので誤りですね。

選択肢4 誤り。障害者権利擁護センターは, 障害者虐待防止法に規定されているものです。まあどう考えても「ハローワークに通報」ってのはおかしいですね。正しくは都道府県労働局です。ちなみに市町村には障害者虐待防止センターが設置されています。

選択肢5 誤り。2条の2を抜粋すると「この法律において「障害者虐待」とは, 養護者による障害者虐待, 障害者福祉施設従事者等による障害者虐待及び使用者による障害者虐待をいう。」と記載されています。

今日はここまでー。

やはりこれも難しかったですねー。


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