第25回-精神専門17

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精神保健に関連する民間の活動に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。

1 いのちの電話は, 引きこもり対策のために始められた。

2 チャイルドラインは, 子育て支援のために始められた。

3 波の会は, 躁うつ病の患者の自助活動である。

4 ナルコティクスアノミマス (NA) は睡眠障害の患者の自助活動である。

5 日本生産性本部は, 労働者のメンタルヘルスの推進運動を行っている。

これもちょっと難しい問題です。ある程度選択肢は減らせそうですが, 最後の2択で間違えた人も多そうですね。

選択肢1  いのちの電話は, 自殺予防のための相談電話です。相談は無料, 匿名で行うことができます。引きこもり対策としては平成21年から厚生労働省各都道府県・指定都市に, ひきこもりに特化した第1次相談窓口としての機能を有する「ひきこもり地域支援センター」を整備する対策推進事業を行っています。平成23年度より家庭訪問を中心とするアウトリーチ型の支援も開始されています。

選択肢2 チャイルドラインは, 18歳以下のこども専用の相談電話です。期限はヨーロッパで, 日本では1988年から開始されました。

選択肢3 波の会は, 日本てんかん協会の名称です。躁うつ病患者のグループとしては, ノーチラス会が挙げられます。

選択肢4 ナルコティクスアノミマス (NA)は, 薬物依存者の自助組織ですね。睡眠障害の患者の自助活動としてはなるこ会がありますね。

選択肢5  日本生産性本部は, 1955年, 「生産性向上対策に関する閣議決定」に基づき設立されました団体です。「生産性運動3原則」として, 1.雇用の維持拡大, 2 .労使の協力と協議, 3. 成果の公正な分配 などが挙げられます。労働者に関わる団体ですので, 労働者のメンタルヘルスの推進運動も行っています。これが正答です。

ちょっと覚えないといけないことが多すぎですねえ。この解答は主にインターネットで調べながら作成しているのですが, 調べるだけでずいぶんと時間が経っていきます。

全部覚えるのは相当苦しそうです。来年受験予定の方はできるだけ早く取り組む様にしましょう。

 

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