さて寝る前にもう一問。
国際ソーシャルワーカー連盟 (IFSW) のソーシャルワークの定義 (2000) に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 「定義」において, 人権と人間の福利 (ウェルビーイング) がソーシャルワークの拠り所とする基盤であると記されている。
2 「解説」において, ソーシャルワーカーは, 個人, 家族, コミュニティ野人々の生活を変革するために, 人々の良きパートナーであると記されている。
3 「価値」において, ソーシャルワークは博愛主義と社会改良主義の理想から生まれたと記されている。
4 「理論」において長きにわたる先人達の経験に基づく知識体系にその方法論の基礎を置くと記されている。
5 「実践」において, ソーシャルワーク実践の優先順位は, 文化的, 歴史的及び社会経済的条件によって相違が認められることが記されている。
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選択肢別に見て行きましょう。
選択肢1 の定義においては, 「人権と社会正義の原理は, ソーシャルワークの拠り所とする基盤である。」とありますね。だからこれは誤りです。人間の福利 (ウェルビーイング)は目標ですね。これは難しい。原文が英語だから日本語に訳すとどうにもわかりくくなるので, どれだけ噛み砕いて自分の物にできているのかという感じでしょうか。
選択肢2 の解説においては, 「ソーシャルワーカーは, 社会においての, かつ, ソーシャルワーカーが支援する個人, 家族, コミュニティの人びとの生活にとっての, 変革をもたらす仲介者である。」とされています。パートナーシップは大事な考え方ですがここでは違います。
選択肢3 の価値においては, 「人道主義と民主主義の理想から生まれ育ってきた」と記載されています。特に社会改良主義は社会主義に類する思想の1つなのでこれは比較的早い段階で誤りと分かったのではないでしょうか?
選択肢4 の理論においては, 「ソーシャルワークの文脈でとらえて意味のある, 地方の土着の知識を含む, 調査研究と実践評価から導かれた実証に基づく知識体系に, その方法論の基礎を置く」と記載されています。だから×。これは難しいですよねえ。
選択肢5 これが正解です。それ以外にも国や時代によっても異なるとされています。
こういう問題はちょっと苦手です。。理解するとういうよりも重箱の隅をつつくような問題だと感じちゃいました。自分の理解が足りないのかなあ。こういうのを覚えるなにかいい方法ないのかなー。