第26回-精神専門13

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問題 13 地域障害者職業センターで実施している「リワーク支援事業」に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 利用対象は, 精神障害者保健福祉手帳の所持者に限られる。
2 リワーク支援は, 実施期間を定めることなく行われる。
3 復帰しようとする職場の雇用事業主に対する援助を行うこととしている。
4 利用者は, 職場に知られることなく支援を受けられる。
5 ジョブコーチによる雇用促進支援を行うこととしている。

おお。。この問題精神保健で出題される??っていう感じです。ますまず科目の分類意味が分からなくなってきましたね。こちらこちらを参考にしてください。

選択肢1 誤り。手帳を所持していなくても主治医の診断書で申請可能です。社会福祉サービスの中で手帳所持が必須なものは, 税制の免除や法定雇用率などごく一部しかありません。

選択肢2 誤り。リワーク支援の期間は柔軟に行うこととされていますが, 概ね3ヶ月を基準 (1カ月延長あり)としています。

選択肢3 正答。なんかこの文章おかしいですねー。この文章だと, 事業主だけに援助をするように見えてしまいます。。もちろん, 会社との調整も大事な支援なのですが。。。他の問題が明らかに違うのでこれを選ばざるを得ませんが, 不適切な問題ではないでしょうか。

選択肢4 誤り。リワーク支援は, 職場復帰を前提にした支援なので, 会社との調整を経てリハビリ出勤なども行うため, 事業主に秘密に行う事はできません。

選択肢5 誤り。リワーク支援は, 障害者職業カウンセラーによって行われます。ジョブコーチは職場適応訓練援助者の説明です。配置先については昨年のこの問題の解説を参考にしてください。

今日はここまでー。

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