第26回-精神専門20

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問題 20 精神保健に関連する民間団体とその活動に関する次の組み合わせのうち正しいものを1つ選びなさい。
1 生活の発見会—神経症当事者の自助活動
2 ACODA (Adult Children of Dysfunctional Families Anonymous)—摂食障害当事者の自助活動
3 全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)–––統合失調症当事者の自助活動
4 えじそんくらぶ–––認知症当事者の自助活動
5 ダルク (DARC)–––薬物依存症の家族の自助活動

昨年のこの問題とよく似た問題ですね。良く言えば基礎知識, 悪く言えばカタログ的な知識が問われる問題なので, しっかりと覚えておいて点数に結びつけましょう。まあ精神保健のテキストには載っていない気もしますが。。

選択肢1 正答。生活の発見会は, 神経症に悩む人々が集い, 悩みや回復体験の共有, 森田理論の学習, 実生活で実践, 自分を見つめ直すという4つのサイクルを通し, 回復の実感体験を後押しするNPO団体です。。ホームページはこちら。

選択肢2 誤り。これは英語の問題のような感じですね。こちらはアダルトチルドレンの自助グループで, アルコール依存症自助グル–プであるAAの方法論を取り入れているのが特徴的です。『アダルト・チルドレン(Adult Children)』というのは, 元々, アルコール依存症の親によって酒害家族の環境で育ち大人になった人たちを指す言葉で, 現在では, 『機能不全家族の環境で育った大人達 (ACOD:Adult Children Of Dysfunctional Families)』という定義に変わっています。摂食障害の自助グループには, NABAがありますね。ホームページはこちら。

選択肢3 誤り。みんなネットは精神障害者の家族の会です。ホームページはこちら。

選択肢4 誤り。えじそんくらぶは, AD/HDの当事者や家族, 教師等を支援する団体です。ホームページはこちら。

選択肢5 誤り。DARCは家族ではなく, 当事者組織ですね。ホームページはこちら。

改めて見てみると非常に細かい点が出題されていますね。ちょっと難しかったかもしれません。

今日はここまでー。やっと二科目終了かあー。まだまだ先は長い。

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