第26回-精神専門22

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問題 22 次の記述のうち, 日本精神保健福祉士協会倫理綱領の目的に規定されているものとして, 正しいものを1つ選びなさい。
1 他の専門職や全てのソーシャルワーカーと連携する。
2 客観的証拠に基づいた実践を展開する。
3 専門職としての知識・技術を理解する。
4 所属機関と地域社会から信頼を得る。
5 福祉と平和に満ちた社会を形成する。

倫理綱領に関する問題ですね。どれもこれも正しそうに見えるので, かなり難しい問題になります。こういう問題ってどうなんですかねえ。一字一句覚えるのがソーシャルワーカーにとって大切なこととは思えないのですが。。倫理綱領は, こちらで公開されています。ここの問題の目的部分を覚えていれば解答できると思います。

選択肢1 正答。目的の5で記載されています。

選択肢2 誤り。目的の2では, 「専門職としての価値に基づき実践する」と記載されています。クライアントの主観的な体験を踏まえて援助するためには客観的証拠という感覚では厳しいでしょうね。

選択肢3 誤り。目的の4では「精神保健福祉士としての価値, 倫理原則, 倫理基準を遵守する」と記載されています。まあもちろん, 知識技術は必要なので別に間違ったことは言っていませんね。

選択肢4 誤り。目的の3では「クライエントおよび社会から信頼を得る」と記載されています。でも所属機関や地域社会からも信頼は欲しいですよねえ。。

選択肢5 誤り。目的の6では, 「すべての人が個人として尊重され, 共に生きる社会の実現をめざす」と記載されています。でも福祉と平和に満ちた社会にもなって欲しいですよね。。。

今日はここまで。こういう問題は疲れますね。世の精神保健福祉士が解いたらどの程度取れるのかなあ。。

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