第26回-精神専門66

Pocket

問題 66 更生保護施設と自立準備ホームに関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 全国の更生保護施設の設置状況 (平成22年10月1日時点) をみると, 女子施設, 男子施設がほぼ同じ割合で整備されている。
2 更生保護施設とは, 引受人がいないなどの理由で適切な居住地が見つからず, 生活の場が確保できない人を保護するための施設で, 厚生労働大臣が認可する。
3 自立準備ホームとは, あらかじめ保護観察所に登録されたNPO法人, 社会福祉法人などが, それぞれの特長をいかして, 自立を促す施設である。
4 民間の更生保護施設は宿泊施設の位置づけであり, 社会生活技能訓練(SST)や酒害・薬害教育等の効果的な補導援護処遇は, 精神科病院が担う。
5 宿泊保護対象者は, 更生保護施設, 自立準備ホームのいずれか1つを選択することができる。

おお。昨日ちょっと勉強した更生保護施設が出てきてる。ちょっとバランスの悪い問題配分ですね。こちらを参考にしました。

選択肢1 誤り。人数比率を見ると, 男性用が90%で圧倒的に多い様子ですね。

選択肢2 誤り。更生保護施設を認可するのは法務省です。単純な内容ですが, 出題されやすいのでしっかり覚えておきましょう。

選択肢3 正答。自立準備ホームは, 法務省の「緊急的住居確保・自立支援対策」において「保護観察に付されている者及び更生緊急保護の対象となる者(「保護観察対象者等)であって適当な住居の確保が困難な者について, 更生保護施設以外の宿泊場所に宿泊させて行う措置を委託する」もので, 民間の社会福祉法人やNPOなどがその役割を担っています。

選択肢4 誤り。つっこみどころ満載の内容ですね。まずなんで精神科病院なのかがわかりません。。もちろん, 民間の厚生保護施設も補導援護処遇を行います。

選択肢5 誤り。これは難しい内容ですが, 対象者がどちらを選ぶことはできません。ちょっと重いPDFですが, こちらを参考にしてください。

今日はここまでー。

カテゴリー: 第26回精神専門科目, 精神保健福祉に関する制度とサービス パーマリンク