第26回-精神専門65

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問題 65 保護観察官に関する次の記述のうち, 正しいものを2つ選びなさい。
1 保護観察対象者から, 収入・支出の状況等生活の実態を示す事実を聞き取る。
2 非行のある少年を除く犯罪をした者の更生保護を行う。
3 法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員である。
4 更生保護施設に配置され, 保護観察対象者の社会復帰のための指導・援助を行う。
5 公共職業安定所(ハローワーク)の職業指導官と就労支援チームを組む。

これは比較的基本の内容ですね。消去法で解けそうです。法務省のこちらのページを参考にしました。保護観察官は, 犯罪をした人や非行のある少年に対して, 通常の社会生活を行わせながら, その円滑な社会復帰のために指導・監督を行う「社会内処遇」の専門家です。また, 犯罪や非行のない明るい社会を築くための「犯罪予防活動」を促進しています。

選択肢1 正答。生活の実態について聞き取りを行うことは重要な業務の1つですね。

選択肢2 誤り。非行のある少年に対して行うものです。これは真逆ですね。

選択肢3 誤り。保護観察官は, 国家公務員1種, 2種, 3種です。選択肢は保護司の説明だと思います。保護司は, こちらで詳しく説明しているので参考にしてください。

選択肢4 誤り。保護観察官が配置されるのは, 保護観察所, 地方更生保護委員会の事務局です。選択肢の更生保護施設についてはこちらを参考にしてください。

選択肢5 正しい。再犯を防ぐためにも就労に結びつくまでの援助を行うのも保護監察官の大きな仕事の1つですね。

今日はここまでー。

 

 

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