第26回–共通科目35

Pocket

問題35 民生委員・児童委員に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 2011年度(平成23年度)現在の民生委員・児童委員数の男女比は, およそ6:4で男性の方が多い。
2 民生委員・児童委員の定数は, 主任児童委員も併せると2001年度(平成13年度)以降2011年度(平成23年度)まで22〜23万人台で推移している。
3 民生委員・児童委員の定数を定める配置基準は, 全国一律で150から250世帯ごとに1人とされている。
4 2000年(平成12年)の民生委員法の改正により, 民生委員の任期は3年から5年に延長されている。
5 2011年度(平成23年度)の民生委員・児童委員の「相談・支援件数」は, 分野別にみると「障害者に関すること」が最も多い。

民生委員, 児童委員に関する問題はよく出題されるのでなんとか解いておきたい問題ですね。昨年のこの問題も参考にしてください。

選択肢1  誤り。民生委員が出来た当初は男性が圧倒的多かったですが, 次第に女性の割合が増えてH7よりその数は逆転しています。

選択肢2 正答。この人数は覚えておくべき数字だと思います。ちなみに民生委員と児童委員は兼ねて指名されますが, 主任児童委員は, 児童に関することを専門的に担当する立場で区域を担当しないという特徴を持っています。

選択肢3 誤り。民生委員の定数は, 概ね4つの基準に分類されています。こちらのページのスクリーンショットを貼づけておきます。

細かい数字までは覚えなくても大丈夫だとは思いますが, 例えば都会の人口が密集している土地と, 田舎のように広い地域に人が住んでいる場所ではカバーできる範囲が違ってくると考えておけばいいと思います。

選択肢4 誤り。民生委員の任期は3年で, 再任が可能です。また, 途中で民生委員が変わる時には, 3年のうち残った期間となります。

選択肢5 誤り。こちらのページからスクリーンショットを貼づけておきます。

高齢化の影響もあるので, やはり高齢者に関することが最も多くなっていますねー。

今日はここまでー。

カテゴリー: 第26回共通科目, 地域福祉の理論と方法 パーマリンク