第27回–精神専門13

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問題13 次のうち, 女性よりも男性に多く認められるメンタルヘルスの問題として, 正しいものを1つ選びなさい。
1 注意欠陥多動性障害
2 神経性大食症
3 アルツハイマー病
4 選択制緘黙
5うつ病

おおこれはサービス問題かも!というかなんで精神疾患で出題されないんだろう?

選択肢1 正答。ADHD(注意欠如多動性障害)は, 不注意多動・衝動性を主な特徴とする発達障害です。男児に多いのが特徴で, 男女比は4~6:1と言われています。近年は「大人のADHD」も話題に上ることが多いですね。

選択肢2 誤り。神経性大食症は摂食障害の一種ですね。発作的なむちゃ食いを繰り返し, 体重増加を防ぐために, 自己誘発性嘔吐, 下剤や利尿剤の使用, ダイエット, 激しい運動を行うのが特徴です。思春期の女性が後発年齢です。

選択肢3 誤り。認知症関係の出題は多いのでこちらの問題こちらの問題も確認しておいたほうがいいと思います。アルツハイマー病は男性に比して約l.5倍女性の方が多いと言われています。

選択肢4 誤り。言語能力に大きな問題が認められてないのに,特定の場面や状況で話さなくなることを選択性緘黙症といいます。また, 生活場面すべてにわたって話すことができない状態を全緘黙といいます。男児より女児にやや多い傾向にあると言われています。これはちょっと難しかった。

選択肢5 誤り。女性のうつ病生涯有病率は, 男性の約2倍に上ると言われています。

今日はここまでー。

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