第27回–精神専門21

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問題21 精神保健福祉士の専門技術に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 コンサルテーションとは, 利用者の多様な課題を解決するために, 経験の浅い精神保健福祉士に対して管理的機能の観点から助言する技術である。
2 ソーシャルプランニングとは, 様々な福祉課題の解決を導くために, 関連するデータを収集・分析し, 実証的な解明を図る技術である。
3 ケアマネジメントとは, 利用者にとって必要なケアを提供するために, 最適なサービスを調整し利用者のニーズと社会資源を結びつけ, 支援する技術である。
4 コーディネーションとは, 利用者の複雑な問題を解決するために, 非言語的コミュニケーションを通じて社会資源の利用を進める技術である。
5 スーパービジョンとは, 利用者の心理的な問題を解決するために精神保健福祉士として他分野の専門家に助言する技術である。

さて新しい科目です。この問題はソーシャルワークに関する基本的な用語の説明ですね。しっかり復習しておきましょう。

選択肢1 誤り。 コンサルテーションとは, 機関・組織・個人が 他部門 の専門家との相談・協議・指導を受けることを言います。「管理的機能」はスーパービジョンの中の機能の1つですね。

選択肢2 誤り。ソーシャルプランニングとは, 社会福祉援助技術における間接援助技術の1つで, 社会を構成する諸要素の変動によって多様化する社会福祉ニーズに対して, 社会資源の確保などの課題を明確にして, 将来における展望をもった社会計画をあらかじめ立てることで, その変動に対応しようとする一連の理論と技法です。「実証的な解明」というところが違うのではないでしょうか。選択肢は社会調査の説明ではないでしょうか?

選択肢3 正答。ケアマネジメントはよく出題されていますね。これは正答だと思います。

選択肢4 誤り。コーディネーションとは, ある目的の達成のために, その目的に適合しそうな社会資源を調整することです。非言語的とは限りませんね。選択肢はノンバーバルコミュニケ–ションの説明ではないでしょうか。

選択肢5 誤り。選択肢1にも書いたように, 他分野といえばこんサルテーションですね。もちろん, 精神保健福祉士がコンサルテーションをするだけではなく, コンサルティとして多職種からコンサルテーションを受けることもあります。

今日はここまでー。一日3問二日目。。。このペースでやればかなり早く終わりそうです。なんとか3月末までに終わればいいなー。

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