第27回–精神専門22

Pocket

問題22 精神保健福祉士の秘密保持にかかわる倫理的ジレンマに関する次の記述のうち, 適切なものを1つ選びなさい。
1 精神保健福祉士法に規定された秘密保持義務があるので, ジレンマ状況を回避することができる。
2 クライエントが第三者への危害をほのめかした場合には, 直ちに秘密保持義務は免除される。
3 日本精神保健福祉士協会倫理綱領に基づいて, 自己決定の原則の次に秘密保持原則を優先する。
4 第三者の財産に被害が及ぶことが懸念されるためにケアカンファレンスを行う場合には, 個人情報の提供は必要最小限にとどめる。
5 倫理的ジレンマが生じた場合, 秘密保持義務を守るため, 自己の判断で対処する。

うーん。この問題は自信がない。。日本語が微妙な表現で出題者の意図がよくわからないですねー。解答速報も割れています。まあここでいうジレンマってのは「葛藤」って意味に取ればいいと思います。僕は福祉のこういうかっこいい言葉はあんまり好きではないですねー。

選択肢1 誤り。ジレンマ状況になった場合には, 精神保健福祉士として倫理綱領を思い出す事は大事ですが, それによってすべてのジレンマ状況が回避できるわけではありません。個別の援助に正解はありえませんからねえ。

選択肢2 誤り。危機介入と同じような状況で, 専門職として秘密保持義務よりも本人の利益を優先させるという状況はあり得ます。ただ「ほのめかした」だけで「直ちに」というのは行き過ぎでしょう。

選択肢3  誤り。倫理綱領を見てみるかぎり, 自己決定, 秘密保持義務に序列はないように思います。それぞれ状況によって専門職としての判断を慎重にしていくという姿勢が大事になると思います。

選択肢4 正答。これもどうかなあと思うのですが。。「必要最小限」という言葉をどのように把握するかですね。その人をとりまく状況を共有するという意味ではそれが「必要最小限」と言えるのだとは思うのですが。。まったく自信はありませんが, 他の選択肢と比較するとこれが一番正答に近いと思います。

選択肢5 誤り。ジレンマ状況であるときほど, 自己の判断のみに従うことは避けるべきでしょう。スーパーバイザー等の援助を受けながら適切な判断を行う必要がありますね。

悩ましい問題でした。間違っていたら指摘してくださいー。

 

カテゴリー: 第27回精神専門科目, 精神保健福祉相談援助の基盤 パーマリンク