第27回–精神専門27

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問題27 精神保健福祉士が行うノーマライゼーションの理念に即した活動に関する次の記述のうち, 適切なものを1つ選びなさい。
1 グループホームで生活する精神障害者が町内会のイベントに参加し運営を担えるよう, コーディネートを行った。
2日常生活場面での会話を苦手としている精神障害者に社会生活技能訓練 (SST) を行い, コミュニケーション能力の改善を図った。
3 雇用契約時に提示された勤務時間が守られていない事業所に対し,被雇用者である精神障害者の代わりに苦情を申し出た。
4 民生委員からの情報提供を受け, 精神科病院への受診に結びついていないと考えられる精神障害者宅を訪問した。
5 金銭管理に不安のある判断能力が不十分な精神障害者に対し, 日常生活自立支援事業の活用を勧めた。

うーむ。ノーマライゼーションをどのように定義するかという感じですねえ。いろいろ難しい定義はありますけど, はてなキーワードが意外と分かりやすいので抜粋「障害者や高齢者など社会的に不利を受けやすい人々(弱者)が, 社会の中で他の人々と同じように生活し活動することが社会の本来あるべき姿であるという考え方。また, 弱者がスムーズに社会参加できるような環境の成立を目指す活動, 運動のこと」とあります。

選択肢1 正答。施設の中で完結するのではなく, 地域に出て同じ様に社会活動に参加するという意味では, ノーマライゼーションに当てはまると思います。

選択肢2 誤り。生活技能訓練は直接ノーマライゼーションとは関係ないと思います。

選択肢3 誤り。これはアドボカシーの代弁機能ではないでしょうか。

選択肢4 誤り。これはアウトリーチの説明ですね。

選択肢5 誤り。これは地域定着という意味ではノーマライゼーションにも近いのかもしれませんが, 社会福祉サービスを使用しながら地域で暮らすという意味では自立生活運動とかに近いのではないでしょうか。

はい今日はここまでー。一日3問はキツいなー来週から元のペースに戻そっと。。

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