第27回–精神専門28

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問題28 精神保健福祉における専門職等に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 保健師は, 傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者である。
2 障害者職業カウンセラーの任用要件は, 社会的信望があり障害者の職業問題に理解と関心のある者である。
3 サービス管理責任者は, 個別支援計画の策定やモニタリング等, サービス提供のプロセス全体を管理する。
4 精神保健福祉相談員は, その業務に従事するための試験を経て取得する免許資格である。
5 相談支援専門員は, サービス利用者と定期的に面接を行い, 個別支援計画の策定に係る会議を開催する。

これは復習にちょうどいい問題ですねー。しっかり覚えておきましょう。選択肢3と選択肢5を混乱させる意地悪な問題はこれからもたくさん出題されると思うので要チェックです。ちょっと解説の順番を変えて説明します。

選択肢1 誤り。保健師は今年二回目の出題。。。選択肢は看護師の説明です。保健師は, 「保健師の名称を用いて, 保健指導に従事することを業とする者」と定義されています。

選択肢2 誤り。障害者職業カウンセラーは「厚生労働大臣が指定する試験に合格し, かつ, 厚生労働大臣が指定する講習を修了した者その他厚生労働省令で定める資格を有する者」とあります。ここでいう試験は採用試験のことだと思います。選択肢は, ハローワークに設置される障害者専門支援員の説明ですね。

選択肢4 誤り。精神保健福祉相談員は社会福祉主事と同じく任用資格ですね。精神保健福祉士, 保健師, 医師等が資格要件になります。

選択肢3 正答。サービス管理責任者は, いわゆる入所系の施設に必置になっています。その施設の中でのサービスの利用について個別支援計画を立てます。サービス管理責任者研修, 相談支援従事者初任者研修の両方及び 実務5年以上が必要になります。似た様なもので居宅系の施設に必置のサービス提供責任者ってのも重要なのでチェックしておきましょう。

選択肢5 誤り。これは引っ掛け問題です。選択肢の中の「個別支援計画」は各事業所が作るものなのであやまりです。相談支援専門員は, 相談支援事業所に必置で, それぞれの事業所で行っているサービスをケアマネジメントの視点で調整しながら, サービス利用計画を策定します。

 

カテゴリー: 第27回精神専門科目, 精神保健福祉相談援助の基盤 パーマリンク