第27回–精神専門37

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問題37 次のうち, 2010年 (平成22年) に改正された精神保健福祉士法の第2条に新たに加えられた内容として, 正しいものを1つ選びなさい。
1 社会復帰に関する相談
2 地域相談支援の利用に関する相談
3 就労支援に関する相談
4 虐待に関する相談
5 社会経済活動への参加に関する相談

なんともいえない問題ですね。出題者はどのような意図で作成したのかなあ。2条を抜粋します。

この法律において「精神保健福祉士」とは, 第二十八条の登録を受け, 精神保健福祉士の名称を用いて, 精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術をもって, 精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け, 又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の地域相談支援(障害者総合支援法(平成17年法律第123号)第5条第17項に規定する地域相談支援をいう。第41条第1項において同じ。)の利用に関する相談その他社会復帰に関する相談に応じ, 助言, 指導, 日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者をいう。
ということで, 選択肢2が正解です。自立支援法の成立に伴って, 地域相談支援が重視され, 地域における相談援助の拠点ができたことによる変更であると覚えておけばいいのではないでしょうか。

今日はここまでー。

 

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