第27回–共通科目24

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問題24 日本における相互扶助に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 屋根葺きや田植えなどに際して労力を交換しあう慣習を「ユイ」という。
2 共同生産と収穫物の共同分配によって利益を共有する慣習を「テツダイ」という。
3 見返りを求めずに食料や労力を無償で提供する慣習を「モヤイ」という。
4 信仰や社交を目的にした任意参加型の相互扶助組織を「組」という。
5 生産や自治を目的にした地縁による相互扶助組織を「講」という。

おお出ましたねー!こちらの問題も確認しておいてください。過去問をしっかり見ていれば解けた問題だと思います。

選択肢1 正答。田植などの農作業の際に行われた労働力の交換は「結い (ユイ)」と言います。これが正答ですね。

選択肢2・3  誤り。これは互い違い問題かなあ。日本の伝統的な共同労働には労力を一方的に提供するテツダイ(手伝い) という一方, 「もやい」は, 自治体単位の共同所有や共同開催のことを示します。

選択肢4・5 誤り。これも互い違い問題だと思います。生産や自治を目的にした地縁による相互扶助組織を「」といい, 信仰や社交を目的にした任意参加型の相互扶助組織を「」といいます。請とは, 構成員が掛け金を出し, 構成員が困った時に支給したり, 余った時にくじや入札で決めた当選者に一定の金額を給付するような仕組みですね。

今日はここまでー。

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