第27回–共通科目40

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問題40 ボランティア活動に関する次の記述のうち, 最も適切なものを1つ選びなさい。
1 社会福祉法では, 市町村社会福祉協議会はボランティアコーディネーターを配置する義務があるとされている。
2「ボランティア活動の中長期的な振興方策について (意見具申) 」では, ボランティア活動の基盤整備のための公費使用は, ボランティア活動の自主性を妨げるとされている。
3 中間支援組織としてのボランティアセンターの運営主体は, 社会福祉協議会, NPOといった民間非営利組織に限定されている。
4 社会福祉法第4条にいう「社会福祉に関する活動を行う者」には, ボランティア等が想定されている。
5 ボランティアコーディネーターは, ボランティア活動者の自主性を妨げないようにするため, プログラムの企画や開発を行ってはならない。

ボランティア関連の問題ですね。ちょっと難しいですが, 今後も出題されると思うのでチェックしておきたいところです。

選択肢1 誤り。社会福祉協議会のボランティアセンターや民間のボランティア協会には, ボランティアコーディネーターが配置されているところがあります。ただこれは必置ではありません。

選択肢2 誤り。原文はこちら。「ボランティアセンターの体制整備などボランティア活動をしやすくするための基盤整備は,全国一律に行うべき基幹的部分や一定の先駆的・モデル的事業については,公費による助成が望ましい」とあります。まあそうですよねえ。

選択肢3 誤り。うーん, これはどこをみたらいいんだろう。。おそらく市町村や社会福祉法人でも設置可能だと思います。

選択肢4 正答。第四条を抜粋。「地域住民, 社会福祉を目的とする事業を経営する者及び社会福祉に関する活動を行う者は, 相互に協力し, 福祉サービスを必要とする地域住民が地域社会を構成する一員として日常生活を営み, 社会, 経済, 文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられるように, 地域福祉の推進に努めなければならない。」 うーん。まあこれを見る限りはボランティアや地域の人々が想定されていると考えればいいのではないでしょうか。

選択肢5 誤り。これは行っていいでしょう。。これしないとなかなあボランティア組織を支援するのは難しいでしょうね。

今日はここまでー。

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