第27回–共通科目43

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問題43 保険料及び利用料に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 介護老人福祉施設のサービスのうち, 食費, 居住費その他日常生活に要する費用については, 利用者の自己負担となっている。
2 介護保険の第2号被保険者の保険料は, 年金保険者を通じて徴収されることになっている。
3 生活保護受給者のうち, 65歳以上の者が介護保険の給付を受けたときの1割自己負担分は, 生活扶助として支給される。
4「障害者総合支援法」では, 利用料の1割を利用者が負担する応益負担を原則としている。
5 保育料は, 保護者の前年度の所得税額によって決定され, 児童の年齢によって差が出ることはない。

これも難しいですが, じっくり読んでなんとか解いておきたい問題でしたね。

選択肢1 正答。これはいわゆるホテルコストに関する問題ですね。介護保険法改正 (2005) により, 食費, 居住費その他日常生活に要する費用は自己負担となっています。

選択肢2誤り。 これは良く出題されます。第二号被保険者は40歳以上65歳未満の加入者ですね。被保険者が加入する公的医療保険の保険料に上乗せして徴収されます。

選択肢3 誤り。これも頻出ですね。介護保険の給付を受けたときの1割自己負担分は, 介護扶助として支給されます。生活扶助として支給されるのは介護保険料ですね。

選択肢4 誤り。障害者総合支援法では, 応能負担と明記されています。障害者自立支援法時には「応益負担」とされていましたが, 生きるのに必要な福祉サービスを「益」と言ってしまうことに反対意見が多数出ていました。ただ, 自己負担の上限額が決まり, そこまでは一割負担という仕組みは変わっていません。呼び方だけ変えてもなあ。。

選択肢5 誤り。自治体によって異なりますが, 保育料は所得, 子どもの数, 年齢等で変わってきます。3歳未満の子供の方が, 3歳以上の子供よりも割高になる自治体が多い様子ですね。

今日はここまでー。なんとか今週も1日一問。

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