第28回-社会専門136

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問題136 「平成25年度福祉行政報告例」 (厚生労働省) における「児童相談所における児童虐待相談の対応件数」に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 平成25年度の児童虐待相談の対応件数は, 約3万件である。
2 「相談種別」では, 「性的虐待」が全体の3割を占めている。
3 「主な虐待者別」では, 「実母」の方が「実父」よりも多い。
4 「相談の経路別」では, 「虐待者本人」が全体の4割を占めている。
5 「被虐待者の年齢別」では, 「中学生」と「高校生」を合わせたものが, 全体の7割を占めている。

さて, やっと今年分まで来ましたねー。この科目は最初は統計問題って決まってるのかなー。これはどこかで見たような問題かなー。原文はこちら

選択肢1 誤り。この数字はなかなか覚えるのは難しそう。とりあえずは保留にして他の選択肢を見ていく必要があります。児童虐待は7万人を超えていることと, (発覚件数が) 年々増えているとおぼえておいたほうが良さそうです。

選択肢2 誤り。統計によると, 心理的虐待が38%, 身体的虐待が33%, ネグレクトが25%で大部分を占めています。性的虐待は2%と非常に低いですね。心理的虐待が最も多くなっているのは調べてみると驚きでした。

選択肢3 正答。児童を養護する時間が最も多い人と考えれば, 実母が最も多くなりそうなのは想像できそうです。実母が, 50%を超え, 実父は30%代にとどまっています。

選択肢4 誤り。うーむ虐待者本人が4割ってのは多すぎでしょうね。調べてみると, 4%くらいにとどまっています。統計をみるだけでは経緯がよくわからないのですが, 最も多いのが警察等になっています。

選択肢5 誤り。これも想像できそうですね。中高生の虐待の内訳としては, 20%位にとどまっています。ある程度体も大きくなってくるので, 身体的虐待は減るのかも。虐待の件数は小学生が最も多く, 続いて3歳から学齢前まで, 0-3歳と続きます。

さて、今日も3問がんばりましょうー!

カテゴリー: 第28回社会専門科目, 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 パーマリンク