第28回-精神専門29

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問題29 多機関・多職種連携の際に行われる会議に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 市町村において生活困窮者の自立支援のために行うケース会議として, 「援助方針会議」がある。
2 退院後生活環境相談員が主催して本人や関係者でサービス提供について話し合う会議として, 「サービス担当者会議」がある。
3 社会復帰調整官が主催して「医療観察法」における退院支援のために行う会議とし て, 「マルチディシプリナリチーム (MDT) 会議」がある。
4 スクールソーシャルワーカーが開催する児童への支援のために行う会議として, 「要保護児童対策地域協議会の実務者会議」がある。
5 指定地域移行支援従事者が地域移行支援計画の作成に当たって関係者から意見を求める会議として, 「計画作成会議」がある。

会議の名前なんてどうだっていいじゃん。。。記号を覚えるだけの問題になんか意味あるんだろうか。一応, 解説はしておきますが, こんなもの覚えなくてもいいと思います (言い過ぎ)。

選択肢1 誤り。生活困窮者の自立支援のためのケース会議は「支援調整会議」ですね。援助方針会議は調査, 診断, 判定等の結果に基づき子どもや保護者等に対する最も効果的な援助指針を作成, 確認するために行うものです。児童を対象としたケース会議の名前ですね。

選択肢2 誤り。サービス担当者会議とは, 介護保険に関わるサービスの急にあたり, ケアプラン原案を作成し, サービス調整を行った後, サービス担当者を集めてケアプランの内容を検討するための会議です。選択肢は医療保護入院者退院支援委員会の説明だと思います。

選択肢3 誤り。マルチディシプリナリーチーム とは, 権威モデルと言われ, チームのメンバーは互いに協力するが, 本質的には別々に働く異なる分野の専門職で構成される集団のことを言います。医療観察法においては, 治療方針などを行う多職種チーム会議や, 運営会議, 倫理会議, ケア会議などがありますが, 選択肢の会議はケア会議かなあ。。

選択肢4 誤り。「地域協議会は, 要保護児童等に関する情報その他要保護児童の適切な保護を図るために必要な情報の交換を行うとともに, 要保護児童等に対する支援の内容に関する協議を行う」のが目的です。その実務者会議は, 実際に活動する実務者から構成される会議であり, 全てのケースについて定期的な状況のフォローや情報交換などが行われています。スクールソーシャルワーカーが参加するのは校内ケース会議かなあ。

選択肢5 正答。計画作成会議とは, 地域移行支援計画のことを指すので正答だと思います。

ふう。かなり無駄な時間を過ごした。。

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