第25回-精神専門66

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次の記述のうち, 「地域活動支援センター機能強化事業」において例示されたものとして, 正しいものを1つ選びなさい。
1 地域活動支援センターI型は, 地域のボランティア育成や障害に対する理解促進を図るための普及啓発等の事業を実施する。
2 地域活動支援センターI型は, 相談支援事業を併せて実施するか否かの判断を事業者に委ねている。
3 地域活動支援センターⅡ型は, 医療・福祉及び地域の社会基盤との連携強化のための調整を実施する。
4 地域活動支援センターⅢ型は, 一般就労に就くことを目的に据え, 職場体験や就労に必要な知識及び能力の向上のための訓練を実施する。
5 地域活動支援センターⅢ型は, 相談援助を行うために精神保健福祉士が必置である。
(注) 「地域活動支援センター機能強化事業」とは, 厚生労働省の通知である「地域生活支援事業の実施について』において「地域生活支援事業要綱」として示されたものである。

これはちょっとニッチな部門が出てきました。地域活動支援センターは本年度たっぷり出題されていますね。これはⅠ型 , Ⅱ型, Ⅲ型 に分類されています。

Ⅰ型は 地域の拠点, Ⅱ型は就労支援, Ⅲ型 はいきがい重視と覚えておくのは必須です。これで今回の設問も実は解けてしまいます。解答は1ですね。

一応細かく覚えておきましょう。

Ⅰ型  専門職員(精神保健福祉士等)を配置し, 医療・福祉及び地域の社会基盤との連携強化のための調整, 地域住民ボランティア育成, 障害に対する理解促進を図るための普及啓発等の事業を実施することが必要です。また, 相談支援事業を併せて実施ないし委託を受けていることが条件です。利用者数は1日あたりの実利用人員が概ね20名以上という条件があります。
Ⅱ型  地域において雇用・就労が困難な在宅障害者に対し, 機能訓練, 社会適応訓練, 入浴等のサービスを実施します。利用者数は, 1日あたりの実利用人員が概ね15名以上であることが必要です。
Ⅲ型  地域の障害者のための援護対策として地域の障害者団体等によって, 「小規模作業所」の実績を概ね5年以上有し, 安定的な運営が図られていることが必要です。
このほか, 自立支援給付に基づく事業所に併設して実施することも必要です。利用者数等については, 一日あたりの実利用人員が概ね10名以上でなければなりません。

今日はここまで。

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