精神保健参与員に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 指定入院医療機関の入院決定や退院後の社会復帰に向け, 必要な生活環境の調査や精神保健観察を行う。
2 審判において裁判官, 精神保健審判員とともに合議体を構成し, 対象者の処遇の要否や内容の審議を行う。
3 処遇事件ごとに裁判所が指定する精神保健参与員の基礎資格は, 精神保健福祉士に限定されている。
4 審判においては, 社会復帰要因とされる対象者の社会復帰及び権利擁護の立場に限定して意見を求められる。
5 地方裁判所の特別職公務員という位置づけで, 職務執行には守秘義務が課せられいる。
おっまたしても医療観察法!!出まくりですねー。これは解いておきたいです。
精神保健参与員は, 審判における裁判官と精神保健審判員の対象者の処遇の決定に対し, 精神保健福祉の観点から必要な意見を述べます。地方裁判所は, 厚生労働大臣が予め作成した精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術を有する精神保健福祉士等の名簿の中から, 各事件毎に一人以上指定する。
選択肢1 誤り。これは社会復帰調整官の説明ですね。
選択肢2 誤り。これはちょっと悩んだ人も多いかもしれませんが, 合議体はあくまで裁判官と精神保健審判員の2名です。精神保健参与員は「意見を述べることができる」とされています。
選択肢3 誤り。これもよく出題されるので注意ですね。精神保健福祉士等とされていますので必ずしも精神保健福祉士ではありません。
選択肢4 これは意地悪な問題ですね。テキスト等調べましたが「精神保健福祉の観点から」以外のフレーズはなかなか探せませんでした。条文にも直接書いてありませんでした。まあ「限定的に」ってのは文章的におかしいなあと思いますね。
選択肢5 これが正しいです。ちょっとこれはちょっと難しかったかも。消去法で選択肢5を選べるかどうかという問題でした。
今日は一問だけ。