第25回-社会専門118

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問題118 相談援助における記録に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 叙述体による記録では, 実践の説明責任を示す根拠となるよう, 事実の経過とともに, 面接のやりとりを発話どおりに文字化する。
2 他機関からの報告は, 記録の客観性を担保するため, ワーカーの判断を混じえず, かつ内容の取捨選択をせずに逐語体で記述する。
3 ワーカー, クライエント関係を中軸に行われる実践の記録では, 事実関係に加えて, ワーカーの判断やその根拠を記述する。
4 記録は文字情報として残されるので, 状況や援助過程を明確に把握, 伝達するために図式化は控え, 文章で説明する。
5 記録はクライエントに開示されることがあるため, 本人に不愉快な思いをさせないために, 本人に不利益な情報は記載しないよう作成する。

これどっかで解説したと思うんだけど検索しても見つからないなあ。まあもう一回復習しよう。

選択肢1 誤り。叙述体は, 時間の経過に沿ってまとめながら記述していく方法です。説明責任を示す根拠になるかどうかはわかりませんが, 面接にやりとりを発話どおりに文字化するのは逐語体の説明です。

選択肢2 誤り。他機関から逐語体の記録来たらびっくりしますよねえ。専門家としての意見等も含めて客観的な記録に残すのは他機関にとっても助かると思います。

選択肢3 正答。こうした記録はスーパービジョン等でも活用されることもあり得ますねー。

選択肢4 誤り。エコマップなどは図式化の例ですね。無理に文章だけで説明する必要はないと思います。

選択肢5 誤り。カルテの開示の問題とも絡みますが, 本人の状況を客観的に記載することが必要だと思います。

さて, 一年目終了。問題数多すぎて死にそうですね。。
明日からは第26回の問題に移ります!

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