第25回-社会専門126

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問題126 「平成22年国民生活基礎調査」 (厚生労働省) による「要介護者等」の家族の状況や居宅サービスの利用実態に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 「要介護者等」のいる世帯を世帯構造別にみると, 多い順から, 核家族世帯, 三世代世帯, その他の世帯, 単独世帯となっている。
2 「要介護者等」との続柄別に主な介護者をみると, 多い順から, 配偶者, 子の配偶者・子となっている。
3 「要介護者等」との続柄別に主な介護者をみると, 家族等の親族ではなく事業者である割合が1割を超えている。
4 「要介護者等」の居宅サービスの利用状況をみると, 世帯構造を問わず, 訪問系のサービスの利用が最も多い。
5 「要介護者等」のうち要介護5に該当する者の同居の主な介護者について, その介護時間をみると, 約9割が「ほとんど終日」となっている。
(注) 「要介護者等」とは, 「介護保険法の要支援又は要介護と認定された者のうち, 在宅の者」をいう。

この科目も初めての科目です。どんな問題がでるのかなあーとおもったら, 早速統計問題かあ。。原文はこちら

選択肢1 誤り。介護保険法の要支援又は要介護と認定された者のうち, 在宅の者のいる世帯を世帯構造別にみると, 「核家族世帯」が31.4%で最も多く, 次いで「単独世帯」が26.1%, 「三世代世帯」が22.5%となっています。単独世帯と三世代が逆になっていますね。細かいなあ。

選択肢2 誤り。「同居」の主な介護者の続柄をみると, 「配偶者」が25.7%で最も多く, 次いで「子」が20.9%, 「子の配偶者」が15.2%となっています。子と子の配偶者が逆になっていますねえ。これも細かい。。

選択肢3 正答。主な介護者と要介護者等との続柄別にみると, 「同居」が64.1%で最も多く, 次いで「事業者」が13.3%, 「別居の家族等」が9.8%となっています。つまり事業者が1割を超えています。

選択肢4 誤り。これはなんとなく外せた問題だと思います居居宅サービスの種類別にみると, 「単独世帯」では, 「訪問系のサービス」が69.1%で最も多く, 「配食サービス」の割合も13.4%と他の世帯構造に比べて高くなっています。また, 「三世代世帯」では, 「通所系のサービス」が56.7%となっています。

選択肢5 誤り。同居の主な介護者の介護時間を要介護度別にみると, 「要支援1」から「要介護2」までは「必要な時に手をかす程度」が多くなっているが, 「要介護3」以上では「ほとんど終日」が最も多くなっています。要介護5もほとんど週日が多くなっていますが, さすがに9割は行き過ぎですね。5割程度となっています。

ちょっと趣味が悪い問題ですねえ。いつ変わってもおかしくない程度の細かい差がどんどん出てきたり。。あとコピペ問題みたいな感じだし。この問題のことは忘れてもいい! (と思いたい)

カテゴリー: 第25回社会専門科目, 高齢者に対する支援と介護保険制度 パーマリンク