第25回-社会専門128

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問題128 事例を読んで, 指定訪問介護事業者のMサービス提供責任者の対応に関する次の記述のうち, この時点で優先されるべきこととして最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
訪問介護を終え指定訪問介護事業所に戻ったL訪問介護員は, Mサービス提供責任者 (介護福祉士) に訪問先での出来事について話した。「Nさん (84歳, 女性) は軽度の左半身麻痺があり, 今までテーブルに手をついて立位ができていたが, 最近, 筋力の低下が見られ, 今日は, 車いすからいす (キャスター付き) への移乗を行った際に崩れ落ちそうになり, 自分も一緒に転倒しそうになった」という。

1 L訪問介護員と同じ体験を他の職員もしているのか, 早急に情報を得る。
2 Nさん宅を早急に訪問し, Nさんの心身の状況を把握する。
3 L訪問介護員の移乗行為の介護技術に問題がないか, 早急に評価する。
4 指定居宅支援事業所の介護支援専門員に, いすの購入を早急に依頼する。
5 L訪問介護員に, 訪問介護記録用紙に状況を早急に記載するように指導する。

おっこの科目事例問題もあるんですねー。どんな問題だろう?と思ったらなんとも微妙な内容の問題だなあ。あ!これ選択肢にはぜんぶ「早急に」が付いているんですね。そんなに早急にしなくてもいいだろって感じのヒントですかねえ。

選択肢1 誤り。もちろんこの情報を共有したり調べたりすることは大事なことですが, 「自分も一緒に転倒しそうになった」ってのは個人の介護スキルにも依存すると思うので。。

選択肢2 正答。「今までテーブルに手をついて立位ができていたが, 最近, 筋力の低下が見られ」とあることから, 再アセスメントが必要になっている時期だと思います。サービス提供責任者としては最も優先されると思います。

選択肢3 誤り。まあなくはないけど, 早急にそんなことしたら, L訪問看護員との関係が悪くなりそう。。まずはアセスメントしてからでしょう。

選択肢4 誤り。まだ早いですね。アセスメントしてから。

選択肢5 誤り。これは指導なんてしなくても勝手にやるんじゃないかなあ。。サービス提供責任者がどうこういう問題でしょうか。。

今日はここまでー。

 

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