第25回-社会専門129

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問題129 高齢者の住環境の整備に関する次の記述のうち, 適切なものを1つ選びなさい。
1 トイレなどで立ち上がり動作の時に使用する手すりは, 高齢者の腰かけた頭の高さに水平手すりを設置する。
2 視覚が低下するため, 部屋の色調を淡い色にし, 同系色の家具を配置すると, 目の疲労を予防し安全に行動できる。
3 聴力が低下するため, 家庭内では床材や壁の材質を音の伝わりやすいものにして, 音が聞こえやすい環境にする。
4 玄関と玄関先の段差が20cmの場合, 車いすで移動するためのスロープの勾配は12分の1までを目安とする。
5 ドアは開閉時に身体の前後動作ができるよう, 開き戸で握り式のノブが一般的に使いやすい。

福祉住環境に関する問題ですね。これも結構出されるみたいですが, この問題は結構考えれば選択肢は外せたと思います。

選択肢1 誤り。自分が立ち上がることを考えれば外せそうです。選択肢だと手すりが高すぎてしんどいでしょうね。基準としては便座から20-25cmくらいが適切とされています。

選択肢2 誤り。まあ目にはやさしそうですが, 普通に考えて同系色の色だと段差を踏み外したり, 家具に体をぶつけるような危険が増すと思います。

選択肢3 誤り。これはどうかなあ。高齢の方が耳が聞こえにくくて大きな音でテレビを聞いたりすることが過程内のトラブルになってしまったりすることもありますよねえ。

選択肢4 正答。バリアーフリー新法では, 勾配の基準を12分の1に設定しますので正答です。細かい数字なので結構覚えておくのはしんどいです。消去法で解きたかった問題ですね。

選択肢5 誤り。これも外せた問題ですね。むしろ引き戸でレバーハンドルが適切です。引き戸と開き戸の違いはしっかり覚えておきましょうー。

さて, 今日もあと2問!

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