第25回-社会専門133

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問題133 居宅サービスにおけるサービス担当者会議に関する次の記述のうち, 「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」に照らして正しいものを1つ選びなさい。
1 サービス担当者会議は, 居宅サービス計画にかかわる担当者を招集し, サービス利用者や家族等の情報を共有するとともに, 専門的な見地からの意見を求める場である。
2 サービス担当者会議は, 介護保険の保険者である市町村が開催し, 各サービス担当者の連携を図る。
3 サービス担当者会議は, 原則として, 指定サービス等の担当者に対する照会により意見を求めることによって実施される。
4 サービス担当者会議は, 居宅サービス計画の変更がある場合に開催され, 要介護更新認定や要介護状態区分の変更の場合等は, 特に必要がなければ開催しなくてもよい。
5 サービス担当者会議は, サービス利用者や家族の状況の把握と, 指定サービス等の担当者間の連絡調整の場なので, 利用者が会議に参加することは適切ではない。

サービス担当者会議に関する問題ですね。比較的難易度が低いように思います。サービス担当者会議は, 介護支援専門員が作成したケアプランを元に, 実際にサービスを担当するものが集まってケアプランの内容を検討する会議のことです。

選択肢1 正答。これはどこも間違っていないですねえ。

選択肢2 誤り。担当者会議を招集するのは, ケアプランを作成した介護支援専門員です。

選択肢3 誤り。「照会により?」ってのは意味がわかりませんね, 原則として会議で行うものです。どうしても集まれない時には照会によって意見を求めたりすることはありそうです。

選択肢4 誤り。ケアマネジメントやケースワークの原則からいっても, 要介護更新認定や要介護状態区分の変更の場合などに応じてモニタリングと再アセスメントを行いサービス担当者会議を行っていく姿勢が必要になります。

選択肢5 誤り。ケース会議等もそうですが, 可能な限り利用者本人が会議に出題することが推奨されています。「私のことを私抜きで決めるな」ってやつですよね。

今日はここまでー。

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