第26回-社会専門104

Pocket

問題104 相談援助の開始後におけるモニタリングに関する次の記述のうち, 最も適切なものを1つ選びなさい。
1 実際の支援が計画どおりに実施されているとみなして, その効果を測るために経過の確認を行う。
2 計画の見直しの必要性を確認することが目的であり, 提供するサービスの質は評価に含めないようにする。
3 支援の実施状況をできるだけ客観的に把握するため, 利用者の主観的な言動は評価に含めないようにする。
4 支援の実施過程において, 新たな対応や計画見直しの必要性等の確認を目的として行われる。
5 利用者から率直な意見を聞き取るため, 支援にかかわる関係者に対しては聴取をせずに進める。

この問題もケースワークの展開過程についてですねー。サービス問題だと思います。
ケースワークでは, 援助の過程で, 目標や達成度, 介入にともなう変化, 新たな問題や課題などの点検を繰り返すことが必要です。このモニタリングには援助の点検 ・ 監視機能があります。モニタリングによって得た情報は, 再アセスメントを行い, 目標や計画の修正を行います。

選択肢1 誤り。もちろん, 支援の効果, 効率性を客観的にみることは必要ですが, 「みなし」てはけませんよねえ。

選択肢2 誤り。提供するサービスの質も同時にみる必要があると思います。

選択肢3 誤り。利用者の主観的な言動も重要な情報の一つですね。

選択肢4 正答。モニタリングによって得た情報は, 再アセスメントを行い, 目標や計画の修正を行います。

選択肢5 誤り。支援にかかわる関係者の意見もモニタリングのための重要な情報の一つですね。

さて, 次の問題!

カテゴリー: 第26回社会専門科目, 相談援助の理論と方法 パーマリンク