第26回-社会専門107

Pocket

問題107 事例を読んで, N母子支援員 (社会福祉士) の面接初期段階の対応として, 最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Aさん (30歳, 女性) は, 子ども2人 (5歳と3歳) と今年の4月から1年の予定で母子生活支援施設を利用している。入所のきっかけは, 夫の失踪に伴い生活困窮に陥ったためであった。入所後, Aさんと子どもたちは目立った問題を起こすこともなく, 2か月が過ぎようとしていた。Aさんの性格は几帳面で, 3人とも規則正しい施設での生活に安心しているようであった。しかしAさんは, 3日前に突然, 退所の希望を職員に伝えた。それを聞いたN母子支援員は, Aさんに面接することにした。

1 「なぜ, 出たいのですか」と問いただす。
2 「外に出て暮らしたいのですね」と尋ねる。
3 「几帳面な性格だから, 退所後もうまくいきますよ」と励ます。
4 「ご主人が戻られたのですね。私の言ったとおりですね」と言う。
5 「ちょうどよい条件のアパートがありますよ」と伝える。

これも常識的な事例問題です。解説いらないかなあと思いますけど一応ざっくりと。。

選択肢1 誤り。「問いただして」はありえませんね。非審判的な態度がソーシャルワークの基本です。

選択肢2 正答。まあ, まずは相手のニーズを受容してから面談を始めるという視点で考えれば誤りではないと思います。

選択肢3 誤り。突然, 退所の希望が出たことを考えると, 情報の整理もなく無責任に保障してどうなるという感じがしますねえ。

選択肢4 誤り。まったく出題者の意図が読めませんね。。まあもし, そんな話をしていたとしてもここでドヤ顔はないですよね。

選択肢5 誤り。これも選択肢3の解説と同じですね。

さて次!

カテゴリー: 第26回社会専門科目, 相談援助の理論と方法 パーマリンク