第26回-社会専門126

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問題126 我が国の人口の高齢化の動向に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 総務省の人口推計 (平成24年10月1日現在) によれば, 第1次ベビーブーム世代の全員が65歳以上となったため, 高齢化率は24.1%と過去最高となった。
2 総務省の人口推計 (平成24年10月1日現在) によれば,全都道府県において, 高齢化率が最も高いのは秋田県であり, 最も低いのは埼玉県である。
3 総務省の人口推計により各年の動向をみると, 総人口は, 少子高齢化の進行により, 1990年代中頃から減少に転じており, 2012年 (平成24年) まで人口減少が続いている。
4 国立社会保障, 人口問題研究所の「日本の将来推計人口 (平成24年1月中位推計)」によれば, 2010年代後半には, 75歳以上人口が65~74歳人口を上回る。
5 国立社会保障, 人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計 (平成25年1月推計) 」によれば, 世帯主が65歳以上の世帯のうち, 2010年 (平成22年) ~2035年 (平47年) の間に最も増加率が高いのは, 三世代同居を含むその他の一般世帯である。

さて2年目。早速統計間関係の問題ですね。この科目の最初はだいだいこうなのかな。なんだか微妙な感じの問題なので, ちょっとこれを自信持って解くのは難しいでしょうね。

選択肢1 誤り。なんじゃらほいほいという感じの問題ですね。「高齢化率は24.1%と過去最高」は正しいと思います。ただベビーブーム世代とは, 1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)と言われています。平成24年の試験の段階では, 全員65歳にはなっていませんね。このBlogを書いている時点では, 正答ですねえ。平成27年には高齢化率が26.0%になっています。なんでこんな微妙な問題作るのかなあ。。

選択肢2 誤り。秋田県が高齢化率が高いのは現在でも同じです。ただ最も高齢化率が低いのは, 沖縄県です。これも現在も同じなので覚えておきましょう。

選択肢3 誤り。これも細かいなあ。。。人口が減少に転じたのは2005年からです。細かい変化はありますが, それ以降はじわじわ減少していく社会になっているといえると思います。

選択肢4 正答。微妙な年号問題ですが, 「2010年代後半」と書いてあるので, なんとかわかった人はわかったかも。

選択肢5 誤り。「三世代同居」が増えるってのは一般的に考えるとなさそうですね。最も多いの単身世帯です。

ちょっとこの問題は結構きつかったなあ。数年単位で変わる統計データを出すのはちょっと意図がわかりにくい。。

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