第26回-社会専門127

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問題127「平成23年国民生活基礎調査」 (厚生労働省) による高齢者の所得状況等に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 高齢者世帯の1世帯当たり平均所得金額は, 全世帯の1世帯当たり平均所得金額のほぼ3分の1になっている。
2 高齢者世帯の1世帯当たり平均所得金額は100万円を下回り, 最も高かった1998年 (平成10年) に比べて3割ほど低くなっている。
3 高齢者世帯の生活意織をみると, 全体の約9割の世帯が「大変苦しい」又は「やや苦しい」となっている。
4 所得の種類別に1世帯当たりの平均所得金額の構成割合をみると, 高齢者世帯においては, 稼働所得と公的年金, 恩給の割合はほぼ同じになっている。
5 世帯主の年齢階級別にみると, 世帯主が65歳以上の世帯人員1人当たりの平均所得金額は, 世帯主が30歳未満の金額より高くなっている。

またまた統計問題ですねえ。これもちょっと難しすぎ。考えてなんとか選択肢を減らすだけかなあ。原文はこちら

選択肢1 誤り。全世帯の平均では, 538万円で高齢者の平均は, 307万円になっています。所得をどう捉えるかが難しいですが, 年金などを考えると3分の1は行き過ぎなのはなんとなくわかったかも。

選択肢2 誤り。100万円を下回るとさすがに生活が完全に破綻しますよね。選択肢1の解説を確認しておきましょう。

選択肢3 誤り。「大変苦しい」と「やや苦しい」で50%強を占めます。=平均300万円の収入があるのに, 90%の高齢者が「生活が苦しい」と言われると老後の年金を支える若者の立場が大変苦しいw。

選択肢4 誤り。ほぼ同じってどんな表現だよ。。って思いましたが, 稼働所得 (働いてる) は, 約20%, 公的年金・恩給は約70%なので明らかに異なっていますね。

選択肢5 正答。これはなにを問いたい問題なのかなあ。リンク先を見ると一応これが正答だと思いますが。。。簡単に言うと, 高齢者の方が若者よりお金持ちっていいたいのかな。。。

さて今日はあと一問!

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